流域の産業

矢部川の概要  ●流域の詳細  ●流域の産業

流域内人口は約18万人。柳川市や八女市など4市4町2村を流れています。  関係自治体は、筑後市や柳川市をはじめ、平成15年現在で流域内人口は約18万人、氾濫防御区域内人口は約12万人となっています。昭和60年代をピークに減少しています。

総資産額は平成15年時点で約2兆1,610億円で、その約半分は家屋資産が占めています。 矢部川上流域の棚田 主幹産業は、農業を中心とする1次産業で、上流では木材・茶・みかん・酒が盛んです。また、有明海沿岸では、ノリ養殖が盛んです。

特に、茶は八女市を主産地とする「八女茶」及び星野村の「玉露茶」が全国的に有名で、八女茶は手摘みの高級茶として、また、星野村玉露茶は全国生産量20%を占め日本一の品質を誇っています。また、八女市は八女林業として優れた林業地帯としても知られ、その美林の産物として、しいたけ栽培も盛んです。  矢部川流域は豊かな自然環境に恵まれ、自然を生かした観光資源に恵まれている地域です。

日向海峡(紅葉の様子)上流部は筑後川県立自然公園、矢部川県立自然公園に指定され、秋の紅葉が美しい日向神狭(黒木町、矢部村)や国の天然記念物に指定してある黒木の大藤が有名で、多くの観光客が訪れます。

中流部には柳川藩の田尻総助、総馬親子が築造した千間土井が公園化され、クスノキが豊かに茂る河畔公園として自然散策等に利用されています。古くからの温泉地である船小屋温泉と国の天然記念物に指定されたクスノキ林がある中ノ島公園は矢部川をはさんで隣接しており、矢部川流域を代表する観光地になっています。

柳川の川下り(さげもん祭り)下流域は松原堰から分派した沖端川の水を利用した柳川城の掘割が現在でも残っており、柳川市は水郷として知られています。この掘割を利用した川下りが戦後に観光開発され、現在では全国から観光客が訪れ川下りと名物の鰻料理が楽しまれています。

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