流域治水とは
※ 治水対策の概略図

近年頻発している、豪雨・台風による水災害。

その背景には気候変動による影響があるとされ、今後も気温上昇が続けば、災害リスクは更に増大していくと考えられています。

では、どうすればこうした被害を軽減・防止することができるのでしょうか?

そこで重要となるのが「流域治水という考え方に基づいた治水対策です。

  • 流域治水
  • これまでの河川対策だけでなく

    集水域と氾濫域を含めた流域全体での治水対策を進めていこう、というもの。

  • 集水域と氾濫域
  • 集水域・・・雨水が河川へと流れる地域

    氾濫域・・・河川などの氾濫により浸水する可能性のある地域

  • 治水対策
  • 河川区域

    堤防整備・強化河道掘削、ダム・遊水池の整備、雨水貯留・排水施設の整備など

    集水域

    雨水浸透施設の整備、田んぼ・ため池の活用など

    氾濫域

    森林整備・治山対策、学校施設の浸水対策、リスクが低い地域への移転など

    そして、こうした総合的かつ多層的な治水対策を進めるためには、

    あらゆる関係者(国・都道府県・市町村・企業・住民等)による、多様な手段での協働が必要なのです。