種名・学名 | バラタナゴ類 Rhodeus ocellatus subsp. |
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分 類 | コイ目コイ科 |
地 方 名 | シュブタ、ベンチョコ、ニガブナ |
特 定 種 | レッドデータブック;絶滅危惧種、日本の重要な淡水魚類;環境庁指定種 *注 |
写 真 | ![]() |
形 態 | やや小型のタナゴ類で、体高は高い。体側後半部には暗青色の縦の筋がある。産卵期のオスの体側の背方は青緑色に輝き、頭部の側面から胸部にかけては紅赤色となる。全長は8cmぐらいになる。日本原産のニッポンバラタナゴとアジア大陸東部原産のタイリクバラタナゴの2種に分けられるが、区別がかなり難しい。 |
生息環境 | 水草が繁茂した、クリークのような流れのほとんどない場所。 |
習 性 | 食性は雑食性で、付着藻類や小型の底生動物を食べる。1年ぐらいで成熟する。 |
産卵期等 | 産卵期はニッポンバラタナゴでは5〜6月、タイリクバラタナゴでは3〜10月ごろで、イシガイなどの二枚貝の中に卵を産みつける。 |
分布状況 | 筑後川では、主に中〜下流域に生息している。 |
そ の 他 | タイリクバラタナゴの原産地は朝鮮半島南部と中国大陸南部であり、日本には1942年に持ち込まれたらしい。ニッポンバラタナゴは琵琶湖淀川水系以西の本州と九州北部・香川県に分布している。 |