河川・水辺の生物図鑑 魚類 カネヒラ
種名・学名

カネヒラ Acheilognathus rhombeus

分   類

コイ目コイ科

地 方 名 サンネンシュブタ、ニガブナ
特 定 種  
写   真
形   態

体はタナゴ類の中では大型の方であり、体高は高い。口ひげがあるが短い。肩部には三角形の暗青色の斑があり、体側の後半部には同じ色の縦の筋がある。産卵期のオスの体には、青緑色や桃色などの色がつき大変きれいである。全長は12cmぐらいになる。

生息環境 河川の下流域の流れの緩やかな水域やそれに続く用水路などで、砂底または砂泥底の場所。
習   性 若い時期は主に付着藻類を食べるが、成魚になるとオオカナダモなどの水草を積極的に食べる。多くは2年で成熟する。
産卵期等 産卵期は6〜9月ごろで、イシガイなどの二枚貝の中に卵を産みつける。
分布状況 筑後川では、主に中流域に生息している。
そ の 他

琵琶湖淀川水系以西の本州と、九州北西部に分布する。