河川・水辺の生物図鑑 魚類 セボシタビラ
種名・学名

セボシタビラ Acheilognathus tabira subsp. 2

分   類

コイ目コイ科

地 方 名 シュブタ、ベンチョコ、ニガブナ
特 定 種 日本の重要な淡水魚類;福岡県指定種
写   真
形   態 体形はヤリタナゴに似ている。口ひげがあるが、ヤリタナゴのものほど長くない。肩の部分には青黒色の斑紋があり、若い時期には背びれに黒色斑がある。全長は10cmぐらいになる。
生息環境 河川の下流の流れの緩やかな水域や、それに続く用水など。
習   性 食性は雑食性で、付着藻類などを食べる。
産卵期等 産卵期は2〜8月ごろで、マツカサガイなどの二枚貝の中に卵を産みつける。
分布状況 筑後川では、主に中〜下流域に生息しているが、その数は多くない。
そ の 他

熊本県の緑川を南限として、筑後川・矢部川の両水系、福岡市郊外、壱岐島に分布する。