河川・水辺の生物図鑑 両生類 カジカガエル
種名・学名

カジカガエル Buergeria buergeri

分   類

カエル目アオガエル科

地 方 名  
特 定 種 特定種 緑の国勢調査;対象種
写   真
形   態

灰色がかった褐色が基本で不規則な暗色の模様を持つ。 体のサイズ:体長オス3.5〜4.0cm、メス5.0〜7.0cm。
幼生(オタマジャクシ):暗灰色〜褐色で、尾には不規則な黒点や黒い斑点がある。鳴き声は「フィーフィフィフィフィフィ、フィーフィフィフィフィフィ・・・」

生   息 生息時期 出現時期:4月〜10月。
生息環境 川幅の広い渓流や湖沼とその周辺の河原、樹林に生息する。
生   活 習性 繁殖期のオスはなわばりを持ち、石の上で鳥のさえずりに似た美しい声で鳴きメスがやってくるのを待つ。
採餌 成体:ハエなどの小型昆虫類、クモ類など。幼生:石の表面に付着している藻類など。
繁殖 産卵期:4月〜8月(ピークは5月〜6月)。産卵場所:渓流や河川上流の石の下など。産卵数:50〜80個程度の
小卵塊を数カ所に分けて産みつける。総産卵数は200〜600個程度。
分布状況 上流域
そ の 他 繁殖期にオスが美しい声で鳴くので、夏の風物詩として有名である。学名は「ビュルゲル氏(のカエル)」の意味。