河川・水辺の生物図鑑 両生類 ヌマガエル
種名・学名

ヌマガエル Rana limnocharis

分   類

カエル目アカガエル科

地 方 名  
特 定 種  
写   真
形   態

成体:背面は、赤褐色に不規則な黒褐色のまだら模様があり、縦長のいぼ状のもり上がりがある。腹面は白い。左右の眼の間にV字形の模様がある。 体のサイズ:体長オス3.0〜4.5cm、メス3.0〜5.5cm。
幼生(オタマジャクシ):成長すると全長4cm程度に達し、尾は銀白色の斑点をもたない。鳴き声は「キャウ、キャウ、キャウ・・・」

生   息 生息時期 出現時期:4月〜11月。
生息環境 平地の水田・池・沼などの水辺に生息している。
生   活 習性 後足が長くて、ジャンプ力にすぐれる。水田周辺で生活するシマヘビ・ヤマカガシ、またトノサマガエルなどの餌となっている。
採餌 成体:バッタ、コウチュウ、アリなどの小型昆虫類、クモ類など。 幼生:石の表面に付着している藻類など。
繁殖 産卵期:5月〜8月。 産卵場所:水田や降雨後の一時的な水たまりなどの浅い止水域。 産卵数:小卵塊で何回かに分けて産卵し、総産卵数は1100〜1400個程度。
分布状況 下流域〜中流域
そ の 他 背中線に白いすじ模様が現れるものや、現れないものがあり、その出現率は地域によって異なっている。他のカエル類に比べ、高い温度に耐えることができる。学名は「沼の女神のカエル」の意味。