種名・学名 | ムクノキ Aphananthe aspira |
---|---|
分 類 | ニレ科 |
地 方 名 | |
特 定 種 | |
写 真 | ![]() |
形 態 | 幹の高さは約20mにも達する。葉は長さ6〜9cmで、両面ともにざらつき、枝に互い違いに付く。雌雄同株であり、同じ株に雄花と雌花を付ける。花は非常に小さく、目立たない。 |
生育時期 | 花期は5月頃で、花は若葉と同時に出る。果実は冬にかけて黒く熟す。 |
生育環境 | 河川敷でよく生育する。山地でも生育し、人家の多い所でも自生することがある。人為的に植えられることも多い。 |
習 性 | 雄しべの花粉が雌しべに付き、実を結ぶ。果実は甘い。鳥がよくこの果実を食べ、遠くで糞とともに種子が落ち、思わぬところで芽生えることがある。葉は秋に枯れ、全部落ちる落葉高木である。 |
分布状況 | 筑後川水系では、本川の中流域から上流域にかけての河川敷に分布し、支川の佐田川にも分布する。 |
そ の 他 | 関東から沖縄にかけての山野に生える在来種である。昔から普通に見られ、現在もそれほど減る傾向にはないようである。材は折れ難く、また割れ難いため、器具材に使用され、葉は乾燥して漆器や象牙などを磨くのに使用されてきた。果肉は食べられる。 |