河川・水辺の生物図鑑 底生動物 ナミウズムシ
種名・学名

ナミウズムシ Dugesia japonica

分   類

ウズムシ網ウズムシ目プラナリア科

特 定 種  
写   真
形   態

体長20〜35mm。体はへん平で、頭部は三角形。2個の黒い眼点をもつ。

生息環境 河川や池沼の底石に付着して生活する。比較的水のきれいな水域にみられる。
生息時期 通年
生   態 分裂や卵によって増える。卵から増える場合は直径が2mm程度で褐色の卵のう(卵を保護するために包んでいるもの)を産む。4月初め頃ふ化して10〜20匹の幼虫が生まれ出る。再生力や飢えに強い。
分布状況 筑後川では上流〜中流域に生息する。
そ の 他 生物には体が傷つき、失われた部分を元につくり直そうとする能力があるが、ナミウズムシはその能力が非常に強く(再生力が強い)、ナミウズムシを切断しても、その断片からまた元の体をつくり出すことができる。「再生」観察の実験にプラナリアの名前でよく用いられる。