種名・学名 | サカマキガイ Physa acuta |
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分 類 | マキガイ網モノアラガイ目サカマキガイ科 |
特 定 種 | |
写 真 | ![]() |
形 態 | 殻高約10mm、殻径約6mm。卵形の巻貝。殻は薄く半透明で、うすい黄褐色で光沢が強い。殻口にはふたがない。特に、殻が左巻きなので他の貝と見分けやすい。ちょうど右巻きのモノアラガイを左巻きにしたような形をしている。 |
生息環境 | 川岸のよどみや池沼に生える水草、用水路の壁面などに付着して生息する。水の汚れに強いため、民家近くの下水溝でもよくみられる。 |
生息時期 | 通年 |
生 態 | えらはなく、肺をもつ。酸素が欠乏すれば水面に出て、空気中にベロを出して空気中の酸素を抱え込むように取り込む。小さな藻類などを食べる。モノアラガイと同様に、水槽のガラス壁に付いた藻類を食べるので、水槽の掃除役として役立つ。繁殖力が強く、暖かい地域ではほぼ年中産卵する。 |
分布状況 | 筑後川では中流域を中心に広く生息する。 |
そ の 他 | ヨーロッパ原産で、熱帯魚の水槽の掃除用に入れたものが全国に広がっている。 |