河川・水辺の生物図鑑 底生動物 ヤマトシジミ
種名・学名

ヤマトシジミ Corbicula japonica

分   類

ニマイガイ網マルスダレガイ目シジミ科

特 定 種  
写   真
形   態

殻長約40mm、殻高約35mm。三角形をした二枚貝。幼貝では黄褐色。成長すると黒色を帯びて光沢がある。淡水産のマシジミによく似る。

生息環境 汽水域の浅い砂泥底や砂中に生息する。
生息時期 通年
生   態 水中の栄養となる物質や小さな藻類などをえらでろ過して食べる。マシジミと異なり、卵を産む。水温の上昇する5〜9月には、底泥の表層に生息して成長や繁殖を行う。水温が低下すると成長は鈍る。
分布状況 筑後川では河口付近の汽水域に生息する。
そ の 他 食用とされるシジミのほとんどがヤマトシジミで、全国で年間3万トン前後が漁獲されている。