河川・水辺の生物図鑑 陸上昆虫類等 ケラ
種名・学名

ケラ Gryllotalpa fossor

分   類

バッタ目ケラ科

地 方 名  
特 定 種  
写   真
形   態

大きさ 約27〜30mm。
形・色 体色は濃茶褐色で全身にビロード状の細毛が密生する。体は円筒形で、前翅は短く、前脚はモグラの手のようになっており、土中での生活に適している。

生   息 出現時期 春から秋にかけて出現する。成虫で越冬する。
生息環境 水田や畑地などの湿った土中に生息する。
生   活 習性 主に土中で生活しているが、水面上を泳ぐのも得意である。また、後翅は長く、飛ぶことができ、灯火によく集まる。メスはトンネルの一部を広げて小部屋を作り、卵をかためて産む。その後メスは産室をふさぎ、外で卵がふ化するのを待つ。
食性 雑食性で、草の根や、ミミズなどの地中の小動物を捕食する。
分布状況 矢部川流域では、下流〜中流域の草地や畑にみられる。
そ の 他 「ジー」と土の中で鳴く。俗にミミズが鳴くと言われるのは、ケラの鳴き声である。