■松原堰 | ||||||||||||||||
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松原堰は、矢部川と派川沖端川との分派点にある利水上重要な施設です。しかし、今までは固定堰であったため、洪水時に矢部川から沖端川へ過大な水が流れ込み、沖端川流域に洪水被害を引き起こす原因となってきました。また、矢部川自体のスムーズな流れも阻害されていました。
このため、松原堰を可動堰に改築することとなりました。沖端川への洪水の分流量を減じるとともに、矢部川本川の流下能力の向上を目的としています。また、平常時には、松原堰に設けられた調節ゲートと沖端川調節堰によって、流水の適正な分派を図ります。 ■ゴム堰のしくみ 平常時には、ラバー堰の中に空気が送り込まれ、膨らんだ状態となり、川の水をせき上げます。 洪水が発生し、一定の水位に達すると、中の空気を排出し、縮んだ状態となり、スムーズに下流に水を流します。水位をせき上げる堰を一時的になくすることで、安全に河川を流れることができる水量を増やします。 |