マークに込めた思い
私は、ロゴマークによって身近な日常生活に注目してもらい、その日常生活には筑後川が関わっていることを伝え、日常生活から筑後川に目を向けるきっかけを提供したいと考えました。
伝説がいくつかあり筑後川に馴染みのある「かっぱ」は、頭にお皿を乗せていますが、その水がないと生きていけません。
この特徴が、筑後川の水を直接的に、そしてお米や野菜などによって間接的に利用していて、筑後川の水が必要不可欠な私たちと重なると考えました。
このことに気づいた瞬間の人をマークとサブコピーの物語(プレゼン動画参照)で表現し、楽しく伝えました。
生活の中で、このロゴマークを見て「何だろう?」と思うところから、筑後川との繋がりを知るきっかけになることを願っています。
造形の説明
誰でも描いて遊べるような親しみやすいロゴマークを目指しました。
まず、ロゴマークのモチーフは、「自分がかっぱであることに気付いた瞬間の人」です。
基本ロゴにおいては、筑後川の水によって作られたお米を食べた瞬間に、かっぱであることに気付いた様子が表現されています。
頭のお皿を筑後川の蛇行している様子で、そして気づきを水に見立てたびっくりマークで表現しました。
口元にご飯粒をつけている所もポイントとなっています。
手に持っているものは、基本ロゴではご飯ですが、使用場面によって変えることも可能です。
プレゼン動画では、例としてサブコピーに登場した野菜、水、電気の場合を示しています。
そして、マークとロゴタイプに使用している色については、ナチュラルな色合いを目指しました。
三色には、流域の豊かな自然を表す緑、私たちをつなげている水を表す水色、流域の様々な実りを表すオレンジ、という意味が込められています。
さらに、緑には自然と共にこれからも筑後川流域が発展していく、という願いを重ね、メインカラーとして用いています。