薩摩街道保存会
団体名 | 薩摩街道保存会 |
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会員数 | 170名 |
代表者名 | 事務局長 中俣 知大 |
活動内容
- 街道沿線の道標 作成建立
- 街道の保全作業(草払い、整地等)
- 街道歩行(平成18年4月~平成19年12月まで西田橋~出水まで県内110kmを9区間分割にて踏破。参加者数 延べ1,600人)
活動写真
道標



街道保全作業



街道歩行

代表者からのコメント
参勤交代に使われた薩摩街道はいまでも生活道路の一部として県内にはかなりの部分が残っています。
しかし数年前のことではあるのですが、街道沿線に住んでおられる皆さんでも歴史街道としての認識はほとんどなかったと言っても過言ではありませんでした。
また、文明の騒音から隔離された山間の街道はまさに消滅寸前の状態でした。地元の方に案内をお願いして街道の入り口を探ってみました。武や草木に覆われた薮は暗くて何かが潜んでいるようで不気味でした。
それでも「昔の古道をあるいてみたい・・・。」このような声が届いたのでしょうか。街道沿線の皆さんが竹薮を切り開いてくださったのです。延べ3キロほどあるでしょうか。暗い闇に陽が射し込み、風が通り抜けたのでした。
現在、沢山の人々が束の間の旅を楽しんでいます。落葉の軋みを体に感じながら自生している蒟蒻の茎にこわごわ手をやり、時には蜘蛛の巣を頭に被って大騒ぎ・・・。
交通網の充実は私たちにとって欠かすことのできない重要な課題の一つです。この先も人と物の移動をする刻は短くなっていくのでしょう。車の旅を例としてとりあげるならば、せいぜい100キロ圏の移動であったものが、目的地として九州を飛び出すことも珍しいことではなくなりました。この便利で行動力を加速させる世の中にあって、、時にスローな一日を過ごすことはある種のビタミン剤を服用するようなもの。自分の足だけが頼りの小さな旅!!一日、汗をかきながら小さな達成感を満喫したい方、「薩摩街道」へどうぞ足を運んで下さい。