シールドトンネル工事概要

田上ICから甲南IC(仮称)付近立坑までの約2.3km区間においてシールド工法によるトンネル工事を行います。


1.発進立坑の設置

トンネルを掘り進めるために必要な縦穴を作る工事です。
① トンネル工事の掘削機械(シールドマシン)の据付。
② トンネル掘削により発生する土砂の搬出。
③ トンネル資材の搬入等に使用。


2.立坑の大きさ
立坑の大きさ
・幅: 約17m
・長さ: 約25m
・深さ: 約18m
・土被り: 約3m

3.立坑本体工

掘削後、鉄筋とコンクリートで立坑を構築していきます。


4.立坑完成イメージ(他事例)

発注者:東京都 工事件名:中央環状品川シールドトンネル工事-2


シールド工法は、トンネルの壁を作りながら掘り進む、安全な工法です。

シールド工法は、シールドマシンと呼ばれる掘削機で地中を掘り進めることでトンネルを構築する方法です。
シールドマシンは、地中深くの土や水の圧力に耐えるため、頑丈な鋼鉄製のシールド(盾)に覆われた円筒形の掘削機です。マシン内部は密閉された空間となっており、トンネルを掘り進みながら構築する壁面も地下水の流入を防ぐ構造となっているため、施工中、施工後ともに地下水への影響が少ないのが特徴です。


①発進防護工(地盤改良工)

シールドマシンの初期発進時において、立坑内の止水や堀り進む地山の安定等を図るための地盤改良を行います。


地盤改良時のイメージ図


②シールドマシン製作(工場)

シールドマシンを工場で製作します。


③シールドマシン据付・組立(立坑)

製作されたシールドマシンを解体して、現場へ搬入し、立坑に投入して組立を行います。


マシン組立時のイメージ図


④防音ハウス設置

シールドマシンが発進する立坑は市街地に位置するため、沿道環境への影響を最小限にする必要があるため、防音ハウスの設置を行います。


都心部防音ハウス事例


⑤トンネル本体掘削・⑥土砂搬出・⑦トンネル壁設置

掘削しながら組み立てられたセグメントを反力に前進し、掘削土砂をベルトコンベアー等で坑外に搬出します。
マシン後方に出来たスペースに、エレクターによりセグメントの組立を行いトンネルの構築を行います。


動画(ビデオ)

シールド工法について(動画)

甲南IC(仮称)付近 下り線完成イメージ


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