環境対策
定期的な水質調査で環境保全に務めると共に、美しい自然景観を目指した川づくりを進めています。
歴史的な景観の保全
ハゼは江戸時代から土手固めとロウソクの材料として県下各地の河川堤防に植栽されまし た。しかしながら、河川改修等により多くのハゼの木は伐採されましたが、玉名市の菊池川堤防には約200年前のハゼ並木が残っています。また、河岸には加 藤清正時代の石はね(川の水の勢いを弱めて岸を守る)が残っています。こうした歴史的な価値のある遺産を保存した河川改修につとめています。
本川・小浜地区(玉名市)
[平成19年2月6日]文化財保護法(昭
和25年法律214号)第132条第1項の規定により文化財登録原簿に登録されました。
多自然川づくり
多自然川づくりとは、元来自然の川の状態に近い形で改修を行うもので、治水上の安全性 を十分に確保することを前提として、魚や植物、小動物などに優しい環境を作ったり、美しい自然景観を保全・創出を目指した川づくりのことです。
平成13年撮影[施工後1 年](方保田地区) | 平成17年8月撮影[施工後 5年](方保田地区) |
代表的な地区の『多自然川づくり』についての例
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平成20年度菊池川水系の水質状況
菊池川流域では、概ねきれいな川と言えますが、合志川において環境基準値を上回ってい ます。水量が少ない時期に水質が悪くなる傾向があります。また、大腸菌群数については、全川的に高い値を示す結果となっています。