水源地域ビジョン
竜門の森づくり
竜門ダムは熊本県北部を流れる菊池川の支川迫間川上流に位置しています。熊本県北部で唯一の水ガメとして平成14年に完成しました。重力式ダムとロックフィルダムの複合形式の多目的ダムで、堤高99.5m、堤頂長620m、総貯水量4250万m3です。
竜門ダムがある菊池市は阿蘇観光ルートの北の玄関口に位置し「菊池温泉」、「菊池渓谷」の2つの観光拠点を中心に、年間 200万人の観光客が訪れる観光都市です。菊池市の市街地から約10分と交通アクセスがよく、また周辺の地形がゆるやかで利用しやすいということは、竜門ダムの大きな特長の1つになっています。
竜門ダムでは、11月27日に植樹会を行いました。平成15年に水源地域の自立的・持続的な活性化を図るための「竜門ダム水源地域ビジョン」を策定し、このビジョンは実施メニューとして17項目を掲げています。その項目の中の1つとして平成17年2月に第1回植樹会が行われ、この度、11月27日に第2回目の植樹会が行われました。この植樹会を企画・運営しているのは竜門倶楽部という団体です。竜門倶楽部は地元各団体の代表等からなる9名で組織されており、オブザーバーとして、国・県・市の職員も協力しています。
植樹会当日は冬空のなか天気も心配されましたが、小さな子供さんからお年寄りの方まで約300名が参加し、思い思いの願いをプレートに書き込み植樹した木に取り付けました。また、漁協や土地改良区の方等にも参加して頂き、菊池川流域全体の交流を図ることができ、作業終了後には地元で採れた食材で作っただご汁が振舞われ、木の成長を祈りつつ舌鼓を打ちました。また漁協の方からのアサリの販売もあり、大盛況のうちに植樹会を終えることができました。