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『北九州の五街道を往く』より
長崎街道を往く
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道千キロ漫歩
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内野
 
冷水峠
▲冷水峠  
長崎屋
▲長崎屋  
小倉屋  
▲小倉屋  
内野について吉田松陰は「寂寥の宿」とし、太田南畝も「わびしき所也」などと書いていますが、ゆるゆると進む街道をはさんで長崎屋や小倉屋など、かつての宿がつくりだす風景は言いしれぬ「懐かしさ」や豊かさで人の心を包み込んでくれます…。ゆかしき里なり。小倉屋は伊能忠敬の測量隊一行が泊まったこともある宿です。お茶屋へ泊まった忠敬のもとへは代官が挨拶に来ています。この頃、六十歳を過ぎていた忠敬ですが、幕府御用を誇りに使命感に燃え、精力的に測量にあたっていた姿が要点のみ記した彼の日記から伝わってきます。その夜、内野の宿には雨が降ったということです。内野を過ぎれば街道隋一の難所、冷水峠が待っています。国道200号が旧道と冷水トンネルバイパスに分かれるあたり、荒田跨道橋のそばに小さな鳥居が見えますが、それが冷水峠への入口です。車が通れなくなるほど道が狭まり、シーボルトが書いたように「よじのぼる」ほど急になるところから石畳が敷かれています。それでも、駕籠に乗ってこの峠を越えることはできませんでした。太田南畝も「輿より下りてかちよりゆく」と書いています。乗物をおりて徒歩で峠を越えた、というのです。あの将軍・吉宗献上の象もこの峠を道幅いっぱいに、そろりそろりと通ったのでしょうか。おかしいような、かわいそうなような気持ちになります。
 

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