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明治の道の遺産
大正12年(1923年)9月1日11時58分東京を中心とする関東地方は未曾有の大地震「関東大震災」に襲われました。
この地震により死者・行方不明者約14万人、倒壊・焼失家屋約57万戸のほか橋梁の落下・焼失、道路・鉄道等の崩壊による交通網の寸断、通信網の崩壊による情報の途絶など大きな被害を出しました。
この地震の被害から東京を復興するに当たっては、より災害に強く近代的な都市作りが求められ、「道」に関しても首都に相応しい道を早急に復興することが求められます。
このため、より早く、より良い道を作りあげるため数多くの建設機械が使用されました。
ここでは、当時道路復興に使用された建設機械を紹介します。
スチームショベルによる復興工事
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵・復興工事写真



◆”Pioneer”Load Roller
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)8月20日撮影。
道を平坦に均すための機械です。
Pioneerロードローラー

 

◆”Austin MF.G.Co”Load Roller
AustinMF.G.Coロードローラー 土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)9月15日撮影。
こちらも道を平坦に均すための機械です。



◆”The New Huber”Steam Roller
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)8月20日撮影。
現在では全く見られなくなった蒸気エンジンを使ったロード
ローラーです。
TheNewHuberロードローラー

 

◆Tractor
トラクター 土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)9月15日撮影。
コンクリートミキサーなど自走能力のない建設機械の移動や資材の運搬に活躍しました。



◆”Erie”Steam Shovel
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)8月25日撮影。
現在では全く見られなくなった蒸気エンジンを使ったショベル
カーです。
Erieスチームショベル

 

◆Crowler Clane
クローラークレーン 土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)9月18日撮影。
クレーンにグラブを付け、土木工事に使用しました。



◆Dragline Excavator 20−B
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)8月15日撮影。
上のクローラークレーンに似ていますが、こちらはグラブで
土を鋤取るための機械です。車体後部の煙突から蒸気エン
ジンを使用していることがわかります。
ドラグラインエクスカベーター20−B

 

◆Pile Driver
パイルドライバー 土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)10月28日撮影。
路上を走行するのではなく、軌道を敷設して移動・作業を行う杭打ち機です。蒸気エンジンを使用しています。



◆Steam Hummer
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)10月26日撮影。
こちらも軌道を利用する杭打ち機です。蒸気エンジンを使用しています。
スチームハンマー

 

◆Locomotive Clane
ロコモーティブクレーン 土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)11月2日撮影。
こちらは軌道を利用するクレーン車です。蒸気エンジンを使用しています。



◆”Rex”Concreat Mixcer
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)9月20日撮影。
大正時代にはビルなどの建造物だけでなく、橋梁やトンネル、
道路舗装にもコンクリートが使用されるようになりました。
Rexコンクリートミキサー

 

◆”Ranscon”Concrete Mixcer
Ransconコンクリートミキサー 土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)9月15日撮影。



◆”Kehring Paver”Concrete Mixcer
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)8月20日撮影。
KehringPaverコンクリートミキサー

 

◆”Haiss”
Haiss 土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)8月20日撮影。
グラブやショベルカーで鋤取った土砂をトロッコやトラックに積み込むための機械です。



◆Concrete Mixcer(安治川鉄工所製)
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)9月25日撮影。
コンクリート需要の高まりを受けて、コンクリートミキサーも
国産されるようになりました。
安治川鉄工所製コンクリートミキサー

 

◆”Ransom”Concrete Mixcer
Ransomコンクリートミキサー 土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)9月25日撮影。



◆Clowler Claneとトラック
土木学会附属土木図書館・土木デジタルアーカイブス
関東大震災復興工事関係写真集所蔵
大正13年(1924年)9月10日撮影。
当時は工事現場で土砂を運ぶのはトロッコが主流でしたが、この頃からトラックも使用されるようになりました。
クローラークレーンとトラック

 


◆復興で使った機械のその後

関東大震災後の東京の復興には、上に掲げたように各種の建設機械が使用されています。これらの機械を使って東京には自動車に適した道が造られていきました。
東京の復興が終わった後、余剰となった建設機械は日本各地へ売り払われ、各地で道路改良工事に使用されています。
福岡県や小倉市(現:北九州市小倉北・南区)などもロードローラーなどの建設機械を購入し、舗装工事に使用しています。

 

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