163 血捨ノ木(ちしゃのき) 高原町  
珍しい地名である。伝説では、鵜戸神宮で生誕されたウガヤフキアヘズノミコトが、妃のタマヨリ姫とともに、高千穂の峰の麓の高原に移り住まれた。そこでイツセ・イナヒ・ミケヌ・ワカミケヌの4皇子が生まれた。お産の汚(よご)れものをこの地に捨てられたので、血捨ノ木というようになったという。現実には何から出た地名かはよく分からない。
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164 千代ケ崎(ちよがさき) 宮崎市 
瓜生野の野首三さ路交差点付近から瓜生野川・前溝川にかけての字(あざ)名である。そのまま読めば千年を意味する千代(ちよ)の前(=崎)の土地となるが、明治時代の地図には「千代(センタイ)」と振り仮名がある。「センタイ」地名の意味からいうと「崖、台地」を示すように、この地は野首を中心とする瓜生野台地の前の土地である。仙台・川内(センダイ)も同じ意味である。

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