土砂災害の防止に住民の声を

  高崎川流域で行われている砂防事業を、流域内の住民の方々と意見を交換しながら事業を実施していこうという取組みの「さぼこん(大淀川水系砂防懇談会)」が平成16年12月16日に高原町皇子原公園神武の里で開催されました。
 午前中は、高崎川上流の矢岳川で砂防工事定箇所で現地見学があり、午後に砂防事業についての懇談会が開催されました。懇談会では出席者の方から「砂防事業は必要ですが、景観や渓流の利用等にも配慮し進めて欲しい。」等の意見が出されました。

     さぼこん参加者:石井 久夫さん(えびの高原ボランティアレンジャーの会会長:高原町在住)
               原田 武寛さん(屋久会会長:高原町在住)
               村田 俊子さん(高原町在住)
               久保田哲寛さん(宮崎県土木部砂防課 課長)
               久保 和幸さん(国土交通省宮崎河川国道事務所 所長)
矢岳川での現地見学会の様子 「神武の里」での懇談会の様子
矢岳川での現地見学会の様子 「神武の里」での懇談会の様子

【出席された村田俊子さんの意見から】

 「昔は台風が来たり、大水が出たりすると高崎川を大きい石が音を立てて流れて、川のすぐ近くに住んでいた人などは避難したりしていました。最近は台風の時なども、そのようなこともなくなってきました。今日の話を聞いてこれも砂防事業の恩恵ではないかと思いました。国土交通省というと道路をつくる、というのがまず頭に浮かぶのですが、このような砂防事業も行っているのですね。」
村田俊子さん
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