高崎川流域で行われている砂防事業を、流域内の住民の方々と意見を交換しながら事業を実施していこうという取組みの「平成17年度 第1回大淀川水系砂防懇談会(さぼこん)」が平成17年10月7日に高原町皇子原公園神武の里で開催されました。
 午前中は、矢岳第7砂防施設周辺や大幡第4砂防えん堤工事現場での現地見学があり、午後に砂防事業についての懇談会が開催されました。懇談会では平成16年度に行われた砂防懇談会での要望への対応状況や、環境保全対策等についての説明が行われました。また、今年度に甚大な被害を出した台風14号による被害状況の説明も行われました。


平成17年度
第1回さぼこん参加者:

石井 久夫さん
越智 信一さん寺前 怜子さん
児玉 幸二さん
藤原 要  さん

(えびの高原ボランティアレンジャーの会会長:高原町在住)
(屋久会:高原町在住)
(高原町女性団体連絡協議会:高原町在住)
(宮崎県土木部砂防課長)
(国土交通省宮崎河川国道事務所長)

矢岳川での現地見学会の様子 「神武の里」での懇談会の様子


【出席者の意見から】









事業区域内には重要な鳥類がたくさん生息しており、自然のバランスがとれていて、それが継続されていることを感じました。
砂防事業は、植物など細かなところまで配慮して進められていることがわかりました。
砂防えん堤のコンクリートの表面を荒く仕上げれば、コケなどがつきやすくなって周辺の景色に馴染むと思います。
環境保全対策として、砂防えん堤などを整備する箇所の近くに、この地区で見られる動植物を示したような掲示板ができれば良いと思います。
国土交通省が行なっている開放講座などの現地見学会などを、観光協会や地元団体と連携して行なえば大きなイベント性が生まれると思います。
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