国土交通省宮崎河川国道事務所では、霧島火山地帯の現地見学を行うとともに、火山の恩恵から土砂災害まで様々な視点で火山を学び、私たちのくらしと砂防の関わりについて理解していただくため、『霧島火山砂防 開放講座「霧島火山さぼう探検隊!」』を開校しました。
当初予定していました6月3日(日)は、残念ながら天候に恵まれず、6月10日(日) の開催となりました。当日はトレッキングにはまずまずのコンディションで、開放講座始まって以来過去最多となる一般参加者32名、講師2名、スタッフ8名の総勢42名で「霧島火山さぼう探検隊」が結成され、「霧島火山の植生」 ・「噴火の歴史」・「砂防の役割」 について学びました。
当 日 の 模 様
午前8時30分、皇子原公園に集合
マイクロバスにて高千穂河原へ移動
高千穂河原に到着。
本日のスケジュール、注意事項を聞く参加者たち
いよいよ出発
御鉢を背に建つ霧島神宮古宮址
ミヤマキリシマ群生地に到着
霧島火山の植生について説明する石井先生(えびの高原ボランティアレンジャーの会 会長)
熱心に話を聞く参加者たち
霧島の地層について説明する井村先生(鹿児島大学理学部准教授)
火山灰層や軽石層で積み重なる地層が、霧島火山における噴火の歴史を示している
1716-17年(江戸時代)に新燃岳で起こった噴火の際、火砕流に飲み込まれて 炭化したもみの木
台風災害など、自然の力によって年々と 丈尺 ・姿が変わっている
噴火の歴史を示す炭化木を感慨深げに見つめる参加者たち
噴火により消滅した森も約300年の歳月を経て今では自然豊かな森へと生まれかわっている
矢岳床固工群:上流から流出してくる土砂を溜め、下流への被害を防ぐ
砂防の役割について説明する
宮崎河川国道事務所職員
アンケートと参加記念品を配布
多くの方々のご参加ありがとうございました。