河川における市民団体等との連携に向けた展開

流域連携の取り組みや活動紹介 流域連携の取り組みや活動紹介その1 流域連携の取り組みや活動紹介その2 最近の事例の紹介 答申の考え方の整理
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ケース1

住民の声を幅広く反映できる河川整備計画策定へ
「筑後川流域1万人会議」について
ケース
1、はじめに
 筑後川では「筑後川水系河川整備計画」策定にあたって、関係住民の意見を聴取するための「筑後川流域1万人会議」を行ったことが特徴です。
 整備計画の策定にあたっては、関係住民の意見を聴取する必要があるのですが、有識者等の意見を聞くために設置する筑後川水系流域委員会の準備会議において、筑後川の関係住民が確実に整備計画づくりに参加できる仕組みとして「筑後川流域1万人会議(仮称)」が提案されました。筑後川河川事務所ではこの提案を受けて、地域住民の声をより丁寧に聞いていこうと平成16年8月から取り組みはじめました。
改正された河川法の規定では、公聴会などの住民意見の聴取は、整備計画原案作成後とされているが、当筑後川河川事務所では原案作成の前段から、情報収集や広報活動の目的で積極的に住民と対話することとしました。
2、第1次筑後川流域1万人会議
原案作成前に行ったのは第1次筑後川流域1万人会議で、「未来の筑後川のためにあなたの意見を聞かせて下さい」のコンセプトのもとに、「筑後川の今・昔と未来を考える住民懇談会〜筑後川流域1万人会議〜」と銘打って実施しました。実施に当たっては事務・技術関係なく職員一丸となって対応し会場には国土交通省以外にも県・市町村にも来て頂き、出来るだけその場で地域にお話しを返すようにしました。懇談会は原案作成前であるため、テーマを決めず、航空写真を囲んで筑後川について語り合う場です。「意見をきかせてください。」と言って、すぐに意見が出ることは少なく、最初は話題提供的な意味で「筑後川の現状」をスライドでプレゼンテーションを行ってから懇談会は始まります。当初は行政批判的なものが多いですが、真摯な対応により徐々に意見が出だし、昔、川でどんな遊びをしていたとか、こんな遊びをしてみたい、もっと丈夫な堤防を作ってほしいなど意見が次々に出て、当初1時間半の予定が3時間を超える時もあり、笑顔で懇談会は終わります。第1次筑後川流域1万人会議は流域128箇所で実施し、約5800人の参加を得て、沢山の意見が聴取できました。 ケース
ケース
3、第2次筑後川流域1万人会議
 第1次筑後川流域1万人会議で得た沢山の意見を参考にして、河川整備計画の原案が平成18年1月に完成しました。この原案については、わかりやすく図やイラストを用いた説明パンフレットを作成し、このパンフレットを説明してそれに対する意見をいただくという形で第2次筑後川流域1万人会議を行いました。開催は市町村単位で行い、26カ所、約1200人の参加を得て沢山の意見が聴取できました。又、パンフレットにはがきを付けて流域約10万3千世帯に市町村の市報配布ネットワークを通じて配布し、約1%である1029通の原案に対する意見をいただきました。これらの多くの原案に対する意見を反映させて筑後川水系河川整備計画は平成18年7月に策定されました。
 筑後川河川事務所では今後も直接対話の行政を継続し、河川事業を行っていきます。

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