九州風景街道推進会議

設立趣旨

趣旨

古来、「みち」は私たちをいろいろな場所へと運んでくれる交通機能と合わせて、地域に住む人々にとっては生活の場であり、また大切な交流の場でした。しかし、高度成長期に入ると、急激なモータリゼーションの進展に対応するため、より早くよりたくさんの道路整備を進めることが社会的にも優先され、行政もいかに効率的に道路を整備・管理するかということに腐心した結果、いつしか「みち」は「車を通すだけの道具」として見なされるようになりました。公共空間である「みち」と沿道との隔たりはますます顕著になり、「みち」に対する愛着と関心が希薄になるにつれ、それと呼応する形で地域への誇りや愛着も薄れていき、結果として、「みち」と沿道の景観が大きく乱れたという側面も否定できません。

一方、九州では、各地に長きにわたる人々の暮らしや歴史・伝統に根ざした極めて優れた風景資源を多数有し、その保全や高度化に向けた様々な取り組みが各地で始まっています。 このような中、九州風景街道は、私たちの暮らしの中でもっとも身近な公共空間である「みち」をもう一度地域の人々の生活や交流の「場」として提案・活用し、あわせて来訪者を含めたより多くの人々の参加を得てその魅力を地域の人々と行政が一緒に発掘、維持、発展させることを目指す取り組みです。

九州においては、日本風景街道モデルルートに応募した8ルートを支援するために平成18年2月に「シーニックバイウェイ九州戦略会議(準備会)」が発足しました。各応募ルートでは地域でのワークショップや地域再発見ツアーの開催等様々取り組みが始まっており、行政も地域の取り組みを支援するために様々な形で連携を進めています。

今後、九州風景街道の取り組みを本格的に展開していくにあたっては、多くの関係者が参集し、連携して地域の活動団体の取り組みをさらに支援していく推進母体の構築が必要不可欠です。このため「九州風景街道推進会議」(以下「推進会議」という。)を設置するものです。

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