道守ニュース

都市探究シンポジウム「快適な都市交通と街づくりを考える」開催

2004年8月6日

 福岡市・天神の交通問題を考える都市探究シンポジウムの第2弾が、7月30日、天神のエルガーラホールで開かれました。約500人が参加。交通渋滞や違法駐輪などについて意見交換が行われました。

 外井哲志・九州大学大学院助教授は、車両の役割分担が進んでいる欧州の交通事情を報告しながら、「ワンランク上の都心を目指すべきだ」と公共交通機関の共通チケット導入、バス専用レーン設置と循環バスの運行を提案。

 山野宏・福岡市助役や花田守也・県警本部交通部統括参事官は、歩行者と公共交通機関だけの空間(トランジットモール)、郊外の駅でマイカーから乗り換える「パークアンドライド」の導入など公共交通機関の充実を呼びかけました。増田博之・福岡国道事務所長は今秋実施される「歩行者天国」の実験などに触れ、アイデアを具現化する手法として「社会実験」の必要性を訴えました。

 基調講演を行った森地茂・政策研究大学院大学教授は「屋台や街路樹を活用して、歩きたくなる空間の整備を」と天神周辺の観光地との回遊性を高めるべきだと語りました。また新天町商店街で呉服店を経営する持長英輔氏は、天神の駐車場の待ち時間を短くする案として、高速道路のような自動料金収受システムの導入を提案しました。

 コーディネーターの出口敦・九州大学大学院助教授は、「天神の都市構造をどう変え、快適な公共交通をいかに整備するか、市民が主体的に考えるときだ」と討論を総括。「マイカーの流入を抑制して公共交通を充実させる」「長期的には都市構造を抜本的に改革する」「自転車利用を天神の新たな足と位置づけ、利用者のマナー向上を」などが確認されました。

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