会員・読者の声 車なら平凡道 歩けば冒険道

車なら平凡道 歩けば冒険道

 近くに新しいスーパーができたので、散歩がてら、三歳の息子と歩いて出掛けた。ゆっくり歩いて、十分足らずの道のり。稲の葉が風になびき、緑色のじゅうたんのあぜ道を通りぬけ、小さな橋を渡ると牛舎があり、牛の鳴き声を聞きながらしばらく行くと、お店の顔が見えてくる。
途中、小さな虫を見つけては立ち止まり、かわいい野草を摘んだりと、実際は倍くらいの時間がかかる。
普段、ちょっとした外出にも、車を使っていた私にとっては運動不足も手伝って、お店に着いたときには、少し息切れがするほどだ。案外、息子の方がケロッとして、早速お店の中を探索している。
息子のたくましさを知ったこともあったが、車で通れば見過ごすものでも、徒歩だといろんなものが目に飛び込んできて同じ道とは思えない楽しさがあった。これからはたくさん歩いてみようと思う。健康のために、そして心に栄養を。

宮原 純子(福岡県夜須町)

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