九州地方整備局では、「九州の下水道等の整備を考える懇談会（委員長：楠田哲也九州大学大学院工学研究院教授）」（以下懇談会）のご指導のもと、「九州の下水道等ビジョン〜豊かな自然と暮らしを守るために〜」を策定しました。

　ビジョンの取りまとめに際して、アンケート調査を実施し九州在住の住民１，２７７人（ネット調査）と市町村長３９９人から回答を得ました。

　その結果、下水道に期待する役割も第１位は「川や海の水質を守り、豊かな自然環境を保全する」ことでした。また、水環境に関する情報発信の必要性は認識しつつも、情報発信が少ないという意見が多く寄せられました。

　このビジョンは、九州地域の特性を踏まえたこれからの下水道等の整備および管理のあり方ならびに中期視点から、重点化すべき事項およびその目標を示したものであり、今後、地域の行政・住民への情報発信の手段として活用しながら、九州地方における下水道の整備に反映していく予定です。