都市公園って?


 都市公園とは、都市計画施設もしくは都市計画区域内に設置される公園又は緑地のことで、全国に約79,000箇所、うち九州(沖縄除く)には約9,600箇所あります。(平成11年度末現在、特定地区公園を含む)。

 都市公園は、都市の緑の中核として、潤いある都市環境の創出、活力ある長寿福祉社会の形成に役立つほか、災害時の避難地となるなど、安全でゆとりある都市生活に不可欠な施設です。

都市公園の役割

@ 都市環境の改善
 樹林地等により大気を浄化するとともに、植物の蒸散機能や風の道の形成により都市のヒートアイランド現象を緩和します。また、緑が都市に風格を与え、潤いのある良好な都市景観を形成します。
A 都市の防災空間
 地震等の災害時において、避難地・避難路や延焼防止帯、復旧・復興拠点としての役割を果たすとともに、空港、幹線道路や工業地帯と住宅地との緩衝地帯の役割を果たします。
B レクリエーション・コミュニティ活動の場
 高齢者や子供など様々な人々にとって、運動や散策といったレクリエーション活動空間や、地域のコミュニティ活動の場としての役割を果たします。
C 動植物の生息・生育空間
 野鳥や昆虫、野草などの動植物の生育・生息地となり、都市における季節感を醸成するとともに、自然とのふれあいの場としての役割を果たします。
D 地域活性化の拠点
 地域の観光拠点として、またワールドカップ等イベントの会場として都市の集客の核となり、地域の活性化に寄与します。


 我が国の都市公園の整備水準(一人当たり公園面積)は、欧米諸国に比べて立ち遅れた状態です。そのため、国、地方公共団体が連携して、都市公園の計画的な整備を進めています。

●各国の都市における一人当たり公園面積


都市公園について、詳しいことは こちら へ
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