重点事項に関する説明資料

1. 新北九州空港整備の促進とアクセスの整備について
   新北九州空港の整備については、平成13年度予算においても、所要の予算額(5,128百万円)が確保されており、引き続き港湾整備事業との連携を図りつつ、事業の促進を図ってまいりたいと考えています。

新北九州空港連絡道路は、新空港への唯一のアクセス道路として機能する重要な路線であり、今後とも、平成17年の新空港開港に間に合わせるべく、交流・物流の拠点づくりのため支援してまいります。
 
(一)新北九州空港線(海上橋工区)(3q) 事業中【福岡県、北九州市】
(一)新北九州空港線(苅田IC工区)(0.5q) 事業中【福岡県】
   新空港アクセス鉄道については、まず、ルート、需要、採算性等の基本的事項について、地元関係者間において十分検討されることが必要であります。
 また、洞海湾横断鉄道については、事業化に向けて事業主体、無償資金の確保等の課題があり、今後、地元関係者においてこれらの課題について検討をさらに深めていくことが必要であると考えています。これらに対し、国土交通省としても、今後の検討状況を踏まえ、財政事情を勘案しつつ助成制度も含め適切に対処してまいります。
2. 物流基盤の整備促進について
響灘大水深港湾・関門航路
   北九州港では、響灘地区において新たな大水深国際海上コンテナターミナル(水深15m)を平成15年度の供用開始に向け、整備を促進しているところです。
 また、関門航路は、船舶の大型化が進展していることから、現行航路の拡幅・増深が必要であり、本事業の促進は、物流の効率化に資するものと認識しており、国土交通省としても、整備促進に努力してまいります。
新北九州空港
   新北九州空港の整備促進については、平成13年度予算においても、所要の予算額(5,128百万円)が確保されており、引き続き港湾整備事業との連携を図りつつ、事業の促進を図ってまいります。
東九州自動車道
   東九州自動車道は、九州縦貫道、九州横断道と一体となって高速道路ネットワークを形成し、九州地方の一体的な産業、経済、文化の交流発展に資する路線であり、今後とも早期供用に向けて、鋭意事業を推進してまいります。
 
小倉〜苅田間(8km) 早期供用を目指し、鋭意事業中。
黒崎バイパス
   黒崎バイパス(地域高規格路線名:黒崎道路)は小倉都心と黒崎副都心を結び、都市高速道路と一体となって都市内自動車専用道路網を構築する重要な路線であり、今後とも早期供用に向けて事業を推進してまいります。
 
黒崎バイパス(6km) 事業中
新若戸道路
   新若戸道路は、若松区から洞海湾を渡り、戸畑区に至る地域高規格道路であり、響灘大水深コンテナターミナルに伴う新たな交通の発生に対応するとともに、都市軸の強化、市街地及び響灘地区への高速サービスの提供を図る重要な路線と認識しており、国土交通省としても、支援を実施してまいります。
北九州高速5号線
   北九州高速道路は、整備計画延長54.7kmの高規格幹線道路と連携した自動車専用道路網を形成するものであり、うち47.1kmが供用しています。都市内の交通混雑の緩和と、都市と周辺市街地との連絡を強化するため、今後とも事業を推進してまいります。
 
北九州高速5号線(7.6km) 平成13年度 大谷〜枝光(2.4km)
供用予定。
高速自動車国道活用施策(物流施設)整備の検討
   高速自動車国道活用施設(物流施設)整備の検討については、国土交通省としても、支援を実施してまいります。
3. バス路線維持対策の補助制度の充実について
   需給調整規制廃止後においては、国と地方の適切な役割分担のもとに、乗合バス事業を含む生活交通の確保を図っていくことが肝要と考えます。
 このため、都道府県が中心となって運営される地域協議会において、生活交通確保方策について協議を行い、
 
@ 国としては、平成13年度より広域的・幹線的な輸送サービスに支援する新たな補助制度を創設
A その他の路線については、地方交付税措置により適切な財政的裏付けを確保することとしています。
   今後とも、各都道府県、市町村と連絡を密にして、国の補助制度及び地域協議会における議論等を通じて、国と地方の適切な役割分担のもと、地域の実態にあった生活交通の確保のために積極的に取り組んでまいります。