重点事項に関する説明資料

1. ハイモビリティ社会・少子高齢化社会に対応した社会資本整備について
   国土交通省では、第5次の「全国総合開発計画」に基づき多自然居住地域における大都市や中枢・中核都市等との交流・連携、交流人口の拡大、UJIターンの促進等を推進しています。
 国土空間の有効活用を図り、地域の発展や地域間の交流・連携を支えるためには、高規格幹線道路ネットワークの整備が重要であると考えており、21世紀初頭のネットワーク概成を目標に積極的に整備を進めてまいります。また、高規格幹線道路と一体となって高速ネットワークを形成する地域高規格道路等についても、重点的にその整備を進めてまいります。
2. グローバル化・ITに対応する人材育成への支援について
   政府のe-Japan重点計画において、人材の育成が我が国のIT化のための重要課題の一つに位置づけられる等、グローバル化・IT化に対応する人材の育成は我が国の喫緊の課題であり、国土交通省としても所管事業分野のIT化が促進されるようソフト面における人材育成の問題にも取り組んでまいります。
3. 九州地方整備局と地元団体との連携について
   地方整備局は、国土の整備及び管理に関する事務を主体的かつ一体的に処理するため、大幅な事務権限の委任、公共事業予算の一括配分を行ったところです。
 現在、国土交通省と地域の行政や経済の最高責任者同士が、総合的な観点から地域の将来像について実質的な議論を展開するべく、国土交通地方懇談会を開催しており、また、行政機関の支部局長及び経済団体を加えたブロックレベルでの会議「明日の九州を語る会」を開催してきたところであります。
 今後もこの会議を積極的に活用し、地域の自治体や経済界などと密接な連携を図り、総合的かつ効果的な行政を進めていくよう努めてまいります。