1. | 地域発展のための交流ネットワークの形成について |
21世紀の地域づくりを推進していくためには、空の玄関である有明佐賀空港の利活用や、臨海部の開発拠点である唐津港、伊万里港の整備充実を図るとともに、県内外の地域拠点を有機的に結び、人、モノ、情報の交流を推進していくことが重要である。 このためには、地域拠点間のアクセスの向上が不可欠であり、高規格道路の西九州自動車道や、地域高規格道路の有明海沿岸道路、佐賀唐津道路の早急な整備促進をお願いしたい。 また、増大する福岡空港の需要に対応するためには、当面、北部九州の3空港による機能分担が合理的であると考えており、このためにもアクセスの充実をお願いしたい。 |
|
2. | 有明海の環境保全について |
有明海は、豊かな生態系や多様で貴重な動植物、優れた景観を有する自然の宝庫であるが、この有明海に今大きな環境変化が起こり、水産業に重大な影響を及ぼしている。 その対策の一つとして、有明海再生のための特別立法をお願いしているところであるが、公共下水道整備等による河川浄化の促進を行い、より一層の水環境の保全が必要であると考えている。とりわけ、本県の下水道普及率は全国平均に比べて大きく立ち後れている現状であり、国の支援をお願いしたい。 |
|
3. | ダム事業の推進について |
県民の生命財産を洪水から守るとともに、社会生活の源となる水の安定確保を図り、豊かな県土の建設を推進するためには、ダム建設事業は重要であると認識している。 なかでも、直轄事業として建設中の嘉瀬川ダムは県政の重点事業として位置付けており、早期完成をお願いしたい。 |