○下流部の説明
大分市市街地や工場群がある平野を貫流している下流部は、川が緩やかに蛇行し、河床は主に砂礫や砂利となり、高水敷や瀬・淵が形成され、感潮区間末端の瀬はアユの産卵場となっている。高水敷では所々に樹木が見られる他はほとんどが発達したオギの群落で占められ、オオヨシキリ等の生息の場となっている他、一部は採草地や都市部の貴重なオープンスペースとしてゴルフ場などに利用され、筏下り等の活動も盛んに行われている。
本川左岸から分派し、市街地を貫流している乙津川は、ほとんどが感潮区間であり、河床はシルト質土が多い。水辺から高水敷にかけて、ヨシ、オギ等が繁茂しており、高水敷の一部は、採草地や運動広場として利用されている。
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