遠賀川(おんががわ)は、約(やく)100万年前(まんねんまえ)に流域(りゅういき)で丘陵地(きゅうりょうち)や谷(たに)が発達(はったつ)し、その低地(ていち)に約(やく)1万年前(まんねんまえ)の氷河期(ひょうがき)の終(お)わりの海面(かいめん)上昇(じょうしょう)によって海水(かいすい)が流入(りゅうにゅう)、2000年(ねん)〜3000年前(ねんまえ)までは、河口(かこう)から直方市(のおがたし)頓野(とんの)あたりまでが奥深(おくぶか)い湾(わん)であったようです。
その後(ご)、上流(じょうりゅう)から流(なが)れこんだ土砂(どしゃ)が堆積(たいせき)し、入江(いりえ)が海岸平野(かいがんへいや)となっていきました。平野(へいや)の中(なか)を流(なが)れていた遠賀川(おんががわ)は、絶(た)えず上流(じょうりゅう)から土砂(どしゃ)を運(はこ)び、また大洪水(だいこうずい)のたびに流(なが)れを変(か)えながら、変化(へんか)と成長(せいちょう)を続(つづ)け今日(こんにち)の姿(すがた)となっています。
1.原平原(げんへいげん) 地形(ちけい)は、なだらかで川(かわ)もまだ浅(あさ)い。
2.幼年期(ようねんき) 土地(とち)が盛(も)り上(あ)がり、川(かわ)が土地(とち)を削(けず)り始(はじ)める。
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