山田川の水環境を考えるシンポジウムが開催

 日時  2010年6月19日
 会場  下山田小学校白馬ホール
 主催  山田ライオンズクラブ
 

遠賀川の支流で山田川が汚れている ― どうすれば清流に戻せるのか

山田川は遠賀川の上流を流れる支流です。昔の山田川は石炭を舟で運ぶことができるほど水量がありました。

ところが、石炭産業隆盛時代や撤退後は坑道に川の水が抜けたりして水量が少ないことと併せて下水道や合併浄化槽の整備が遅れから生活雑排水が直接川に流れ込むため、遠賀川の支流(74支流)の中でも最も汚れている川といわれています。

このことから山田川を清流に戻すため、山田地区の市民の有志が立ち上がり、619日(土)に下山田小学校白馬ホールにおいてシンポジウムが開催されました。

基調講演では「山田川の水質浄化について」と題して、琉球大学名誉教授・名桜大学教授の比嘉照夫氏からEM菌を使った河川の浄化について説明されました。EM菌は酸化を抑え、汚染源をきれいにすることから米のとぎ汁で作るEM発酵液を使用して地域住民の生活の中で川をきれいにすることができ、以前から取り組まれ成果を上げている日本橋川やうるま市を例として紹介されました。

パネルディスカッションではコーディネーターにNPO法人遠賀川流域住民の会理事長窪山邦彦氏、パネリストに嘉麻市環境課課長補佐 安陪博士氏、遠賀川源流の森づくり推進会議会長 森 祐治氏、環境を考える会会長 荒木紘子氏、山田川クリーン作戦実行委員会委員 畑 吉明氏、山田ライオンズクラブ顧問 室井憲治氏がそれぞれ活動の報告がありました。

パネリストからはEM菌による浄化作戦の推進、水量の増加対策、環境意識の向上、洗剤の抑制、親しみやすい川づくりの推進、環境課長補佐から行政の対応として合併浄化槽の普及・促進と広報による環境浄化の推進の発言がありました。

                                         

 

山田川の水環境を考えるシンポジウムポスター

このページトップに戻る