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川には水が取り入れやすいように堰という施設を作って川の水を取水口から取り入れています。
沈砂池でゴミや砂を取り除きます。そして、ポンプ室から各浄水場に送られます。これが取水場の役割です。
※川にペットボトルや缶やビニール等のゴミが多いと、川の水がよどみ汚れがひどくなるそうです。 |
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浄水場についた原水は着水井で水量の調節や汚れ具合を調べます。 |
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薬品混和池では水に薬を混ぜ合わせて、消毒や水の中の細かな砂やゴミを沈みやすいかたまりにします。 |
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沈でん池では細かな砂やゴミのかたまりを沈めて取り除きます。 |
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ろ過池では水を砂などでこしてきれいな水にしていきます。 |
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浄水池では飲み水となった水をためています。また配水池から排水管を通って各家庭や工場に配られています。 |
質疑・感想 |
Q |
川の汚れがひどい場合は薬品の量は多くなるのか心配。 |
A |
一定の基準はクリア―しないといけないので、水が汚れている場合は薬品が多くなる。 |
Q |
夏場の場合の方が消毒を多くするのか。 |
A |
夏場は水田などで水もたくさん使われるが、一方で雨量が多く、川の水量が多くなっているため汚れも、薄くなっている場合がある。かえって冬場は川の水量が少なく、家庭雑排水の汚れがひどい、そのため、一定の基準をクリア―できるように薬品を使用する。 |
Q |
山が荒廃して、自然のダムの田畑が少なくなっている。大地に保水力がなくなってきている。子ども達に川の大切さや自然環境の大切さをもっと語っていかないといけないが、どのように語っていくかが難しい。水も見た目には安全なのか、わからない。国の管轄の河川では水質検査を行っているが、県の管轄河川は公表されているのか。 |
A |
遠賀川水系水道事業者連絡協議会や遠賀川水系水質汚濁防止連絡協議会等、国や県、市町村で川の汚れなどに対して、連携を防止を行っている。川に油物などが流失した場合、魚などの大量死などの異常時には対応している。 |
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田川ふるさと川づくり交流会では子どもたちにどのように水の大切さを伝えていくか、一件、川を流れる水だけを見ても汚れているか、見分けがつきません。児童達と水の簡易テストをしても、数値がはっきりしないことが多いです。大人達を含め、水環境にもっと興味を持ってもらいたいと思います。児童の教育が大切。川の水が汚れていると浄水場では多くの手間と薬品とお金がかかっていることも伝えないといけないと感想がありました。 |
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水の上手な使い方 【必要以上に水を使わないことが上手な使い方のポイント】 |
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・歯磨きは、コップに水を汲んでから 【1分間流しっぱなしにすると10ℓの水を使うことに】 |
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・じゃ口の開け閉めはこまめに 【つい!が想像以上の水を無駄遣いしています】 |
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・洗車はバケツ洗いで 【ホースでながし洗いすると6倍の水の量を使用】 |
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・お風呂の残り湯も再利用 【お風呂の水は約200ℓ、上手に使いましょう】 |
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・シャワーはこまめに止めて 【3分間使うと約30ℓの水を使用することになります】 |
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・洗濯は、まとめ洗いとためすすぎを 【流しすすぎをすると約2倍の水の量が必要】 |
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