No.257  鉄筋テッキンコンクリート構造物コウゾウブツにおけるカブりについて
Sent: Wednesday, February 19, 2014 12:31 PM
工事現場における役職 :主任技術者(監理技術者)
工事場所   : 福岡フクオカ
工事業種   : 土木ドボク道路ドウロ

鉄筋コンクリート構造物を構築する予定です。
「被り」について質問があります。
柱を2ロットに分けてコンクリートを打設することにしており、1ロット目の打設後「被り」を5ヵ所計測する予定です。
1ヵ所でも許容値をオーバーしたら駄目なのでしょうか?
自分は、5ヵ所の平均値が許容値におさまっていればよいと考えています。
ご回答よろしくお願い致します。
回答日:H26/2/28
ご質問の内容が「非破壊試験によるコンクリート構造物中の配筋状態及びかぶり測定要領(解説) 平成24年3月 国土交通省大臣官房技術調査課 http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekou/pdf/240330zimurenkaburi_honbun.pdf」に基づく計測に関する質問であることを前提に回答致します。
かぶりの判定基準は上記測定要領(解説)中の「別紙−2 測定データ記入要領」P5「3−4 測定値」にあるとおり、1ヶ所毎のかぶりの測定値は、いくつかの点で得られる平均値で判断することとなっています。
ご質問の「ヶ所」が「測定箇所」の中の「箇所No.」のことを言われているのであれば、判定基準を満たさない場合は再測定になりますが、同表の「測定値の平均値(mm)」の中のX方向(主鉄筋)、Y方向(配力筋)における個々の平均値のことを言われているのであれば、5ヶ所の平均値が判定基準を満たしていればよいことになります。
なお、上記の測定要領は各現場に周知しておりますので、詳細については監督職員に確認頂ければと思います。