No.339 熱中症ネッチュウショウ対策タイサクについて
  2018/07/30 (月) 15:09
意見の窓口 <ikiikigenba01@qsr.mlit.go.jp>
工事現場における役職 : 主任技術者(監理技術者)
工事場所   : 福岡県
工事業種   : 土木(道路)
ご意見    : 熱中症対策について



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 熱中症の対策について、質問します。
 我々受注者は毎年夏になると熱中症の対策を一番の課題として取り組んで一人の作業員も熱中症にさせない努力をしています。発注者である国交省もパンフレット等の啓発ではなく、具体的に夏季期間(今年の様な災害級の暑さ)は昼間作業の休止又は夜間作業に切替等の柔軟な対応が必要ではないでしょうか。受発注者一丸となって今後の熱中症対策を取るべきだと思います。回答をください。
 
  回答日:H30/8/10  
   この度は貴重なご意見を頂き、また日頃より現場の安全管理にご尽力頂きまして誠にありがとうございます。
 熱中症対策については、「土木工事安全施工技術指針」により、高温多湿な作業環境下での作業を行う場合は、以下の措置等を講じることとなっておりますので、ご留意ください。
(措置)
・作業現場に応じて、熱を遮ることのできる遮蔽物等、簡易な屋根等、適度な通風または冷房を行うための施設を設け、WBGT(暑さ指数)の低減に努めるとともに、作業場所には飲料水の備え付け等を行い、また近隣に冷房を備えた休憩場所または日陰等の涼しい場所を設け、身体を適度に冷やすことのできる物品及び施設を設け設けること。
・作業の休止および休憩時間を確保し連続する作業時間を短縮するほか、計画的に熱への順化期間を設け設け、作業前後の水分、塩分の摂取及び透湿性や通気性の良い服装の着用等を指導し、それらの確認等を図るとともに必要な措置を講ずるための巡視を頻繁に行うこと。
・高温多湿な作業環境下で作業する作業員等の健康状態に留意すること。

 また、熱中症対策についてより万全な体制をとれることを目的として、「建設現場における熱中症対策事例集」が公表されており、参考となりますので、今後のより一層の安全管理にお役立て頂きますようお願いします。
 なお、「工事現場等の安全対策について」の通知については、上記の対策を実施するにあたり、他の期間へしわ寄せ等ないよう、工期の見直しも含め施工期間等の適正化に努めることとしており、受発注者間双方において熱中症にかかる安全対策を努めることとしております。