No.473 コンクリートの圧縮アッシュク強度キョウド試験シケンについて
  2024/10/8 (火) 13:48

1.工事現場における役職は  = 主任技術者(監理技術者)
2.工事場所は  = 熊本県
3.工事業種  = 土木(道路)
4.相談ご記入欄  =

品質管理基準のCONの圧縮強度試験ついて(JIS工場)
圧縮強度試験で「1回の試験結果は指定した呼び強度の85%以上であること。3回の試験結果の平均値は、指定した呼び強度以上であること。」と記載がありますが、荷下ろし時の採取した試料の強度が構造物の強度でしょうか、現場での打設、締固め、養生の条件とコンクリート製造会社でのテストピース製作、養生と異なります。テストピースは構造物の強度ではなく、配合計画書の確認と見受けられます。JIS工場でテストピースの確認は必要でしょうか。テストハンマーや非破壊試験の衝撃弾性波試験が品質管理のコンクリート強度試験で良いのではないでしょうか検討及び改正を願います。
ただし、早期の型枠脱型の強度確認には有効に思いますが、JIS工場で事前に脱枠強度を3σ、7σ、14σと算出してもらえばテストピースは不要です。
尚、空気量、スランプは必須と思われますが、2次製品は、試験成績書のみでOKなので不要とも思われます。
長文になりましたが回答願います。
 
  回答日:R6/10/21  
  ご意見ありがとうございます。

 ご意見のありました、コンクリートの圧縮強度試験については、施工するコンクリート構造物に使用されているコンクリートが適切な品質であるかを確認する目的で行っているものです。
 そのため、生コン工場(JIS工場)では、生産者はコンクリートの工程・製品検査を実施しており、受注者(購入者)としては、工場より受け入れる際に検査する受入検査を実施しております。
 具体には、現地に到着したミキサー車の荷卸し地点より直接受け入れる材料が適切なものか確認するため、現地でスランプ、塩化物含有量、空気量等の品質確認に加え、テストピースを作製し、生コン工場にて圧縮強度(1回の試験結果は、呼び強度の85%以上、3回の試験結果の平均値は、購入者が指定した呼び強度以上)を確認しています。(圧縮強度試験は工場出荷時に運搬車から採取した試料でも可)
 一方、一定規模以上のコンクリート構造物(重要構造物)の場合は、適正な品質確保を目的として、上記の圧縮強度試験に加え、"実際に施工された構造物"が所定の強度を有しているかを確認するためにテストハンマーや非破壊試験等を実施しております。
 以上のことから、施工に適切な品質のコンクリートが使用されていることを確認するためにも、適切に圧縮強度試験が実施されるようご協力をお願いいたします。