この十二号分水の水は取水口から約2kmの暗渠(トンネル)を
通ってここで初めて地表に出てきます。
現在の円形分水までの通水は明治25年に完成しましたが、
ここから三線の幹線水路に分配する水の量で、
お互いに反目し合い、連日のように水争いが繰り返され
騒動を起していたために作られました。
水の出る四角の穴は全部で20個あり、耕地面積に比例した
水の量が割り当てられ、水争いも無くなりました。
分水の脇には音無井路の着工をした須賀勘助の
頌徳碑(しょうとくひ)があり、毎年4月10日頃
「水神祭」が行われています。
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