大分県竹田市

 
 
 
 

名称:音無井路十二号分水(円形分水)

井路名:音無井路(水源:大谷川)

架設年:昭和9年

貯水量:毎秒0.7立方メートル(0.7m3/s)

 

近代土木遺産(Cランク)

   
 

この十二号分水の水は取水口から約2kmの暗渠(トンネル)を

通ってここで初めて地表に出てきます。

現在の円形分水までの通水は明治25年に完成しましたが、

ここから三線の幹線水路に分配する水の量で、

お互いに反目し合い、連日のように水争いが繰り返され

騒動を起していたために作られました。

水の出る四角の穴は全部で20個あり、耕地面積に比例した

水の量が割り当てられ、水争いも無くなりました。

分水の脇には音無井路の着工をした須賀勘助の

頌徳碑(しょうとくひ)があり、毎年4月10日頃

「水神祭」が行われています。

 
   

 

グーグルマップへリンク

県道8号線を荻町方面へ進み、宮砥(みやど)小学校から約5km行くとトンネルの手前右側にある。(看板有り)

※※この文中の距離はおおよそです。※※

     
このホームページに掲載の写真・記事の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2001,国土交通省佐伯河川国道事務所 All Rights Reserved