人々の交流(9)

世界の外交舞台で活躍し、日本に平和と繁栄をもたらした外交官

「小村寿太郎」は、飫肥藩(現・宮崎県日南市)の出身であり、現・東京大学卒業後、文部省留学生として米国ハーバード大学に留学。帰国後外務省に入り、1901(明治34)年に外務大臣に就任した。日露戦争後には、首席全権大使として、米国でポーツマス会議に臨み、ロシアの全権大使ウィッテと交渉、講話条約を締結し日本に平和をもたらした。その後も幕末に日本が欧米列強と結んだ不平等条約の改正に乗り出し、関税自主権の回復を求めて米・英・独・仏との条約改正に臨み、見事な手腕でこれらの外交課題を解決するなど、日本を真の独立国家に導いた明治日本外交の立役者である。

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主な施設

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国際交流センター小村記念館

小村寿太郎の遺徳を顕彰するとともに、国際化に対応できる人材育成や文化活動に寄与することを目的に建てられた。
同時通訳室も整備され、近くには、小村寿太郎生家や飫肥藩校である振德堂もある。

所在地:宮崎県日南市飫肥4丁目2-20-1
TEL:0987-25-4533(国際交流センター小村記念館)
ホームページ:日南市
https://www.city.nichinan.lg.jp/main/communication/international-list/komura-memory/
料金:大人610円、高大460円、小中360円
交通:JR飫肥駅から徒歩で10分
宮崎より自動車で1時間10分
東九州自動車道 日南東郷ICから約10分、宮崎自動車道 田野ICから約35分