現代文化の交流(9)

九州オルレ 武雄・唐津・嬉野コース

オルレは、韓国・済州島から始まったもので、済州島の言葉で「家に帰る細い道」の意味であり、現在は自然を楽しみながら歩くトレッキングコースの総称を指す。オルレの魅力は、海岸や山などの自然を五感で感じ、自分なりにゆっくりとコースを楽しむところにある。「九州オルレ」は済州オルレに着目、九州各地に魅力的ハイキングコースを開発し、2012(平成24)年から「九州オルレ」として韓国や日本国内にアピールしている。佐賀県には、低山と山あいの市街地を歩く武雄コース、温泉や焼き物の里、森を巡る嬉野コース、海を感じながら半島をたどる唐津コースの3つのオルレが位置している。

07_9_1

主な施設

佐賀県には、下記3コースが設置されており、いずれも所要時間は4~5時間である。

07_9_2
出典)一般社団法人 九州観光推進機構HP

07_9_3
武雄コース《総距離:約14km、難易度Aコース:中~上級、Bコース:中級》

07_9_4
唐津コース《総距離:約11.2km、難易度:初級~中級》

07_9_5
嬉野コース《総距離:約12.5km、難易度:中級~上級》


主な施設等

武雄コースで立ち寄る

07_9_6
「武雄の大楠」
武雄には樹齢3,000年の大楠が3本あり、オルレコースでは、そのうちの二本を見られる。

07_9_7
「池ノ内湖」
周辺は、武雄温泉保養村など市民の憩いの場として整備されている。

07_9_8
「山岳遊歩道展望所」
武雄市一円を見渡せ、連なる山々と、武雄市街の都市風景の対比に目を奪われる。

九州オルレ 武雄コース

所在地:佐賀県武雄市
TEL:0954-23-9237
(武雄市観光課)
ホームページ:一般社団法人 九州観光推進機構
https://www.welcomekyushu.jp/kyushuolle/?mode=detail&id=5
交通:【スタート】JR武雄温泉駅
九州横断自動車道長崎大分線 武雄北方ICから約8分
駐車場:有り

唐津コースで立ち寄る

07_9_9
「名護屋城跡」
420年前の石垣がそのまま残る「幻の巨城」を楽しむことができる。

07_9_10

「波戸岬」
東松浦半島の最北西端に位置する、玄界灘に突き出た「波戸岬」が広がる。

07_9_11
「サザエのつぼ焼き屋台」
コースの終点、波戸岬駐車場に立ち並ぶ店の中で、サザエなどを味わうことができる。

九州オルレ 唐津コース

所在地:佐賀県唐津市
TEL:0955-51-1052
(鎮西町観光案内所)
ホームページ:一般社団法人 九州観光推進機構
https://www.welcomekyushu.jp/kyushuolle/?mode=detail&id=13
交通:【スタート】道の駅桃山天下市バス停「名護屋城博物館入口」より徒歩すぐ
西九州自動車道 唐津ICから約36分
駐車場:有り

嬉野コースで立ち寄る

07_9_12
「個性豊かな茶畑」
嬉野町内に広がる茶畑は、地域によって茶畑の形が多様で個性ある風景を醸し出す。

07_9_13
「シーボルトの湯」
嬉野のシンボルである「シーボルトの湯」など、個性豊かな旅館が立ち並ぶ。

07_9_14
「足湯・足蒸し湯」
美肌の湯の源泉そのものをミスト化した全国的にも珍しい「足蒸し湯」も楽しめる。

九州オルレ 嬉野コース

所在地:佐賀県嬉野市
TEL:0954-42-3310
(嬉野市うれしの温泉観光課)
ホームページ:一般社団法人 九州観光推進機構
https://www.welcomekyushu.jp/kyushuolle/?mode=detail&id=16
交通:【スタート】肥前吉田焼窯元会館バス停「上皿屋」より徒歩すぐ
九州横断自動車道長崎大分線 嬉野ICから約11分
駐車場:有り