記者発表資料
平成  19年  6月  7日  
国土交通省九州地方整備局  
筑 後 川 河 川 事 務 所    
筑後川ダム統合管理事務所
松原ダムの弾力的管理試験の実施について

 ダムの弾力的管理とは、洪水調節に支障を及ぼさない範囲で、洪水調節容量の一部に流水を貯留し、これを適切に活用することによりダム下流の減水区間の解消等、水環境の改善を図るものです。また、ダムの弾力的管理試験とは、事前放流の安全性、水環境の改善効果の確認を行い、最終的な実施に向けての可否を判断することを目的に行うものです。
  松原ダムでは、6月11日から6月20日の間において筑後川の流況改善等を目的に弾力的管理試験を実施します。
 この期間は、下流域でアユ、エツ等の漁期であるほか、農業用水の取水開始時期にあたるため、ダム放流による河川流況改善の強い要望があります。このため6月11日から6月20日の間に松原ダムの貯留水を活用して、筑後川の流量が減少した場合に補給しようとするものです。
  本試験は、平成13年度から実施しており、今年度は、昨年までの実績を踏まえ、約600万m3の容量を活用して放流する予定です。
 なお、試験期間において、豪雨の発生が予想される場合は治水上の安全性を確保するため、洪水調節容量内の流水を安全にかつ確実に所定の水位まで事前放流を行うことが必要です。
 このため、事前放流にあたっては、降雨が無い時点でのダム放流が想定され、下流河川において水位の上昇が発生します。
 万一、このような事前放流を行う場合には、事前にサイレンによる警報、または河川巡視を行い、川の中から出て頂くよう緊急にお知らせすることがあります。
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問い合わせ先: 国土交通省九州地方整備局 筑後川河川事務所  TEL0942-33-9131
  管理課長 秋永 徳昭

国土交通省九州地方整備局  筑後川ダム統合管理事務所                                                                            TEL0942-39-6651
  管理課長 田熊 潤司

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