記者発表資料
平成19年 7月 5日


平成19年7月4日洪水における松原ダム・下筌ダムの調節効果について
〔速報推計〕

  筑後川ダム統合管理事務所では、今回の降雨により松原・下筌ダムにおいて洪水調節を実施しました。その結果、松原ダム・下筌ダムで約3,516千m3を貯留したことで、最大調節時、日田市の小渕地点で0.5mの水位低減効果を発揮しました。

 梅雨前線の影響により、松原ダム、下筌ダム流域では7月3日夜から雨が降り始め、4日18時までの累計雨量は松原ダム周辺流域で165mm、下筌ダム周辺流域で190mmに達しました。 
 このため、松原ダムでは流入量が700m3/sに達した4日12時56分より洪水調節を開始し、4日13時09分にはピーク流入量761m3/sに対して、56m3/sをダムに貯留し705m3/sを放流しました。また、下筌ダムでは、流入量が350m3/sに達した4日9時24分より洪水調節を開始し、4日11時24分にはピーク流入量795m3/sに対して、449m3/sをダムに貯留し346m3/sを放流しました。これらの操作により松原・下筌ダムでは約3,516千m3を貯留し、小渕地点での約0.5mの水位逓減効果を行ったと推定しています。

参考資料はコチラから

問い合わせ先: 国土交通省九州地方整備局 筑後川ダム統合管理事務所
管理課長 田熊 潤司
TEL0942-39-6651 内線331