記者発表資料
平成19年 7月 7日


平成19年7月6日洪水における松原ダム・下筌ダムの調節効果について
〔速報推計〕

  筑後川ダム統合管理事務所では、今回の降雨により松原・下筌ダムにおいて洪水調節を実施しました。その結果、松原ダム・下筌ダムで約22,852千m3を貯留したことで、最大調節時、日田市の小渕地点で0.9mの水位低減効果を発揮し、はん濫危険水位までの水位上昇を防ぐ効果があったと推測しています。

 梅雨前線の影響により、松原ダム、下筌ダム流域では7月5日夜から雨が降り始め、7日13時までの累計雨量は松原ダム周辺流域で約270mm、下筌ダム周辺流域で約327mmに達しました。 
 このため、松原ダムでは流入量が700m3/sに達した6日23時06分より洪水調節を開始し、7日2時19分にはピーク流入量1,159m3/sに対して、374m3/sをダムに貯留し785m3/sを放流しました。また、下筌ダムでは、流入量が350m3/sに達した6日21時12分より洪水調節を開始し、7日2時11分にはピーク流入量1,098m3/sに対して、753m3/sをダムに貯留し345m3/sを放流しました。これらの操作により、松原・下筌ダムでは約22,852千m3を貯留し、小渕地点での約0.9mの水位逓減効果を行ったと推測しています。

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※松原ダムのピーク流入量について、上記データは速報値として記者発表しておりますが、「洪水調節報告時」にデータ確認した結果、7日2時19分のピーク流入量は1,159m3/sの後の2時34分に1,165m3/sを記録更新しております。(12月3追記)

問い合わせ先: 国土交通省九州地方整備局 筑後川ダム統合管理事務所
管理課長 田熊 潤司
TEL0942-39-6651 内線331