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記者発表資料
平成19年11月22日


下筌ダムのアオコの調査結果と回収作業について
今年9月下旬から下筌ダム湖内にアオコが異常発生していました。
国土交通省筑後川ダム統合管理事務所は、その発生原因を調査するとともに、アオコの回収作業を行いました。

【調査結果】
 下筌ダムに発生していたアオコは、藍藻のミクロキスティス属のイクチオブラブという藻類です。
ミクロキスティスは、体内にてミクロキスチンLRという有毒物質を作り出すことがあるので、ダム湖及び流入河川の4地点において毒性調査を行った結果、ミクロキスチンLRは検出されませんでした。
 今年9月は、アオコが発生しやすい環境条件である「少雨傾向で、ダムは水が滞留している状態であった」、「9月のダム湖内の水温が例年に比べ、非常に高い状態であった」、「ミクロキスティス以外のプランクトンが例年より非常に少ない状態であった」という要因が重なったこともあり、アオコが異常発生したものと考えられます。

【回収作業】
発生したアオコは、11月に入り水温が低下するとともに、ダム湖内では確認されず、ダム上流の流入河川に残っている状態になりました。放置すれば臭いが問題となる可能性がありましたので、11月8日から11月16日にかけて筑後川ダム統合管理事務所が回収作業を行いました。なお、回収後のアオコは、乾燥後、焼却処分する予定です。
現在、ダム湖内は、アオコの生育に必要な水温(20℃)を下回っていることから、アオコが再び大量発生することはないと思われます。


毒性調査は10月25日に採水して分析したものです。


参考資料: 記者発表資料はコチラから(PDF 78KB)
        参考資料はコチラから(PDF 659KB)
      写真はコチラから

問い合わせ先: 国土交通省九州地方整備局 筑後川ダム統合管理事務所
管理課長 田熊 潤司
TEL0942-39-6651 内線331 

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