記者発表資料
平成  21年  6月  5日  
国土交通省九州地方整備局  
筑 後 川 河 川 事 務 所    
筑後川ダム統合管理事務所
松原ダムの弾力的管理試験の実施について

  松原ダムでは、農業用水の取水が増加する6月期において河川の流量が減少し河川環境に影響を与えることから、6月11日から6月20日の間において筑後川の流況改善等を目的に弾力的管理試験を実施します。
 これは、松原ダムの貯留水を活用して筑後川の流量が減少した場合にダムから放流することにより、河川流況改善を図るものです。

【内容】
 洪水調節を目的に有するダムは、洪水期には洪水調節容量を予め空容量として確保しておき、洪水時にこの空容量を利用して洪水調節を実施しています。
今回の試験は梅雨期(6/11〜7/20)に空容量となっている洪水調節容量の一部に、洪水調節に支障をきたさない範囲で流水を貯留し、この水を放流して河川の流量の改善を行います。
  本試験は平成13年度から実施しており、今年度はこれまでの実績を踏まえ、約600万m3の容量を放流する予定です。

【緊急放流について】
 試験期間において、豪雨の発生が予想される場合は治水上の安全性を確保するため、貯留水の事前放流(緊急放流)を行うことが想定されます。
 このため、事前放流にあたっては、降雨があまり無い時点でのダム放流が想定され、下流河川において急激な水位の上昇が発生する可能性があります。
 このような事前放流を行う場合には、事前にサイレンによる警報、及び河川巡視を行い、川の中から出て頂くよう緊急にお知らせすることになります。
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問い合わせ先:

  国土交通省九州地方整備局 筑後川河川事務所           TEL0942-33-9131
       管理課長    河 英 己
    国土交通省九州地方整備局 筑後川ダム統合管理事務所     TEL0942-39-6651
       管理課長    松 岡 忠 浩


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