記者発表資料
平成21年 7月 3日


平成21年6月29〜30日洪水における松原ダム・下筌ダム(筑後川水系)の効果について
〔速報推計〕

・梅雨前線の影響により、雨が降り始めた6月29日0時から30日18時までの累計雨量は松原ダム流域で323mm、下筌ダム流域で450mmに達しました。
・6月30日1時20分には松原ダム・下筌ダムあわせて最大流入量は1,836m3/秒、放流量は766m3/秒となり、下流へ流れる水量(ダム通過量)を最大で約58%低減させました。
・特に下筌ダムの貯留量は約25,855千m3となり、歴代第3位の貯留量を記録しました。
・今回の洪水調節により、筑後川の小渕地点(日田市小渕町)が最高水位となった時点では約55cm低下させる効果があったものと推測されます。
仮に松原ダム・下筌ダムにて洪水調節を行わなかった場合、小渕地点でははん濫危険水位を超え、被害が発生した可能性があります。

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問い合わせ先: 国土交通省九州地方整備局 筑後川ダム統合管理事務所
管理課長 松岡 忠浩

TEL0942(39)6651 内線 331