図鑑の見方               鳥図鑑のトップページへ戻ります

(1) 和名
 生物につけられた日本語の名前。

(2) 目・科名
 分類学上の段階の名前。

(3) 学名
 世界共通の名前で、基本的にラテン語である。属名+種小名の2語か、これに亜種小名を加えた3語で表記する。

(4) 大きさ
 鳥をあお向きに寝かせ、くちばしを水平にして測定した、くちばしの先から尾の先までの長さ。

(5) 鳴き声
 一般的に聞かれる鳴き声を示した。
さえずり:主に繁殖期に雄(おす)がなわばり宣言や、雌(めす)の気を引くために出す声。
地鳴き(じなき):鳥が日常生活で一般的に出す声。



(6) 見られる時期
 その鳥が山国川周辺で何月ごろ見られるかを緑色で図示し、季節移動型を示した。
  留鳥(りゅうちょう):1年を通して、その地域で生活する鳥。 例:スズメ。
  夏鳥(なつどり):南の地域から春に渡ってきて、夏にかけて繁殖し、秋には南の地域へ渡っていく鳥。 例:ツバメ。
  冬鳥(ふゆどり):北の地域で繁殖した後、秋に渡ってきて越冬し、春には北の地域に渡っていく鳥。 例:カモ類。
  旅鳥(たびどり):その地域より北で繁殖し、南で越冬するため、北上する春と南下する秋に通過するだけの渡り鳥。
             例:シギ・チドリ類。

(7) 双眼鏡の数は「見やすさ」   
      : 数が多い種で留鳥が多いが、渡り鳥でも時期と
                   環境を選べば普通に観察できる種。


      : 双眼鏡3個よりも数が少なく見つけにくいが、
                   山国川周辺のどこかに生息している種。


      : 稀に飛来したり、迷ってやってくる種。
(8) 重要種
 以下の4区分への登録状況を示した。
・種の保存法(2021年1月)
・環境省のレッドリスト(2020年3月)
・大分県レッドデータブック(2011年3月)
・福岡県レッドデータブック(2011年11月)

 なお、環境省や県のレッドデータブックやレッドリストの中では、絶滅する危険性が高い順に以下の区分が設けられている。
・絶滅危惧IA類(CR)
・絶滅危惧IB類(EN)
・絶滅危惧II類(VU)
・準絶滅危惧(NT)
・情報不足(DD)

(9) 外来種
 外来生物法に定められた特定外来生物やその他の家禽種の情報を示した。
(11) 特徴
 その種の色や形、行動などの特徴を簡単に示した。
(10) 写真
 対象の鳥の写真。
(1)  キアシシギ
(2) 目科名 チドリ目シギ科
(3) 学 名 Heteroscelus brevipes
(4) 大きさ 23-27cm
(5) 鳴き声 ピュイー、ピュイー
  食べ物 主にカニ類
見られる流域 河口域
見られる環境 干潟や水田など
(6) 見られる時期 旅鳥
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
(7) 見やすさ
(8) 重要種への登録状況
種の保存法
環境省
大分県
福岡県 (11) 特 徴 その名のとおり、足が黄色い。くちばしは黒くまっすぐで、根元は黄色っぽい。夏羽では、胸や脇に褐色の縞模様があり、冬羽ではこの縞模様は見られない。山国川では春と秋の渡りの時期に多く見られるシギである。
(9) 外来種への指定状況